SSHについて

本校は、令和6年度より文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)第Ⅲ期の指定を受け、
「市高科学教育プログラム(Ichiko Science Education Program:ISEP)」の実践・省察・改善を
推進しています。

市高グランドデザインに掲げる「主体性」「視野の広さ」「自己有用感」の育成を柱とし、主体的に課題を
設定し解決に取り組む力、広い視野、そして国際社会や地域社会で活躍・貢献する力を備えた人材の育成を
図るとともに、域内における科学教育の推進に貢献することを目指しています。

SSHとは

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは 文部科学省が指定する事業で、先進的な理数教育や探究活動を通して、将来の科学技術を担う人材を育成することを目的としています。

本校では、独自開発の教育プログラム「ISEP」のもと、科学探究科・普通科の全校生徒を対象に、 課題研究や大学・研究機関との連携、国際交流などを展開しています。「論証の型」や「推論の型」を活用した論理的思考力の育成、大学等外部機関と連携した専門的な実験実習やフィールドワーク、 さらには台湾への海外科学研修など、 多彩な活動を通して生徒の科学的探究力や発信力を育成し、主体的に学び続ける姿勢を育んでいます。

市高科学教育プログラム(ISEP)3つの研究目標

主体的に課題の解決に
取り組む生徒の育成

理数的な概念、原理・法則を活用し、自ら課題を設定して解決に取り組む力を養います

国際社会や地域社会で
活躍・貢献できる
人材の育成

国内外の生徒・研究者との連携協働を通じ、広い視野と発信力を身につけます。

地域の科学教育推進への貢献

地域の「科学の拠点校」として、次世代を担う子どもたちの育成と教員の指導力向上に寄与します。

研究① 主体的に課題解決に取り組む力を育てる

探究のプロセスを段階的に学ぶカリキュラムを全校体制で展開しています。

プログラム紹介

  • 探究プログラム(科学探究科): 1年次に生物・情報・化学・数学の4分野で「ミニ課題研究」を実施。少人数の密接な指導体制のもと、「論証の型」「推論の型」を活用して、仮説の設定から考察に至る論理的思考の基盤を丁寧に指導します。
  • SS探究(普通科):1年次の「プレ探究」で問いを立てる基礎を学び、2年次には「考察のフレーム」等を用いて、社会や身近な事象に対する論理的なアプローチを実践します。

研究② 国際社会や地域社会で活躍・貢献できる人材の育成

英語や対話を通し、探究の成果を「伝える」だけでなく「協働する」力を育てます。

主な取り組み

  • SECプログラム(科学英語):近隣大学の理系留学生(TA)が定期的に授業へ参加し、英語で自らの考えや意見を伝えます。専門的なトピックについて英語で即興的に議論する力を養います。
  • 海外科学研修(台湾):2年次の集大成として実施。現地の高校生との実験活動や英語プレゼンテーション、最先端企業・大学訪問を通して、科学の社会実装を国際的な視野で捉えます

研究③ 地域の科学教育推進・プログラムの普及

生徒が「科学の伝え手」となると同時に、本校が地域の科学教育の核となります。

主な取り組み

  • 探究講座(地域連携): 本校生徒と地域の中学生がペアで取り組む講座。探究の面白さを地域の子どもたちへ還元します。
  • ISEP教員研修: 開発したプログラムや指導法を域内の小中高の教員へ公開・提供し、静岡市全体の科学教育の発展を目指します。
  • 科学部・アウトリーチ: 「青少年のための科学の祭典」への出展や実験教室を通じ、サイエンスコミュニケーターとして地域の子どもたちを育てます。